千年の時空を越えて
雪「ね・・・。ねぇ、雪、もういいの?」
総司「はい!総司様のおかげで、罪人を捕らえる事ができました。」
雪「そう・・・。良かった・・・。じゃあ、これを元に戻して?」
そう・・・。私達は、タブで、お互いに、変身していたのだ。
私は、首を横に振った。
総司「どうして?まだ何か、やることあるの?」
雪「はい・・・。」
私は、二つの薬を出した。
総司「な・・・。何それ・・・?」
その内の一つを地面に叩きつけた。
パリンッ!ピチャ・・・。
そして、もう一つを飲み干した。
これで、いいんだ。
私はこの愛した人を助ける・・・。
総司「雪!?何をっ!何を飲んだのっ!?」
雪「う゛っ・・・。ゲバッ。」
総司「雪っ!!!」
血を吐いて倒れる。
これは、結核菌の原液。
雪「総司様・・・。ゲボッ。姿・・・変わって、しまった・・けど、これで・・・土方様の側に・・いられるから・・・。」
総司「まさか・・・。」
雪「ごめん・・なさいっ・・・。総司・・様を・・助け・・・私だから・・・後悔しないで?」
総司「まさか・・・僕の代わりに・・・っ!」
総司さんが、私を抱きしめた。
総司「ダメだよっ!こんなのっ!雪っ!誰か・・・。誰か、助けてよっ!」
雪「総司様・・・いいんです・・・総司様・・愛しています。こんな気持ちを教えてくれて・・・ありがとう・・・。」
私は、意識が、遠のき、目を瞑った。