千年の時空を越えて
丞「今の何やったんや・・・?」
総司「さぁ・・・。」
丞「怒らせたら、あかん奴やったんちゃうん?」
総司「かも・・・。後の祭りだけど。」
丞「総司、雪以外のおなごには、冷たいもんなぁ・・・。」
総司「そうかな?雪は、僕の天女だし。」
丞「もうすぐ、俺の天女!」
総司「斬るよ?」
丞「斬ったら、雪が、泣くで?歴史変えたって!て、あれ、どういう事なんやろ?」
総司「歴史を変えたらダメ・・・。」
ってあのおなごは言ってた・・・。
僕は、助けると言って、薬をもらった日を思い出していた。
雪は、どこか、決心した顔つきだった。
ねぇ、雪・・・。
君は、罪人になってまで、僕を助けてくれたの?
僕が、あの時、病を受け入れられなかったから・・・。
僕は、雪に会いたくなった。
丞「伝言、聞こか?」
僕は、首を横に振る。
僕達は、この事は、二人の秘密として、胸に留めた。