千年の時空を越えて
栄枯盛衰?~総司side~
僕達の故郷へ帰ってきた。
総司「うわぁ!変わってないや!ねぇ!雪!見て見て!あそこの川で、よく川遊びしたりしてたんだ!あとね、そこの木によく登ったりしたんだよ!」
雪「総司様も、バラガキだったんですか?」
総司「違うよっ!あんな鬼太郎と一緒にしないでよ!」
土方「誰が、鬼太郎だっ!」
バシッと頭を叩かれる。
総司「バラガキは、ここの偉いお人だよ!」
雪「ふふっ。総司様の幼少時代を見てみたい。」
総司「僕の幼少の時なんて面白いことないよ。丁稚奉公に行ってたし。生きるために剣しか無かったし。」
段々、気持ちが、暗くなる。
すると、雪が、僕を抱きしめて、耳元で囁いた。
雪「総司様。頑張った事が、実ったんですね。それで、こうやって、地元に帰って来れたなんて、凄いことです。えらいえらい。」
そう言うと、雪は、僕の頭を、優しく撫でた。
雪が、母上だったら、こんな感じなのかな・・・。
僕は、雪との家族団らんを思い浮かべた。
総司「雪・・・。」
口付けをしようとすると・・・。
バシッ。
総司「痛っ!」
土方「お前・・・。俺が、見えていねぇのか?あぁ?」
総司「見えてますよ?見せつけているんですよ!」
土方「お前ぇ・・・。」
雪「二人とも、せっかくの宴ですから!」
雪に、宥められて、僕達は、黙る。