千年の時空を越えて
危機一髪
真ん中に、座らせられるとリーダーっぽい男が質問してきた。
「君、名前は?」
雪「“いわ”と申します。」
先ほど、一緒にいた男に、聞いた名前を告げる。言葉遣いも気をつけないと。確か、女性が男性を呼ぶときは《様》だよね?男同士なら《殿》か《さん》。
全員「!!!!」
全員ビックリしている。雪は、笑いをこらえ、前の男に聞いた。
雪「ここはどこですか?」
「なぜ知らない。わかってて、来ているのではないのか?」
明らか怪しんでる。
雪「いえ。私は、ここは、お寺だと思って、逃げてきたので・・・。」
「どういうことだ?」
雪「実は、仕事を探しに出ましたら人さらいにあいまして、命からがら逃げました。また、捕まりそうになって、お寺だと思い込んだここに、入ってしまったのです。」
「でも、門には、門番がいたはず。」
雪「門には、行っておりません。挟まれてしまって、塀を、よじ登って入らせていただきました。」
「じゃあ、これは、何だよ?」
と、さっき目覚めた時に胸ぐらをつかんだ男が、私の荷物を目の前に置いた。
「何やっても開かねえ。中に、何が入ってる?」
雪「・・・。」
「お前、どっかの間者じゃねぇのか?中に何が入ってる?見せろ!」
「君、名前は?」
雪「“いわ”と申します。」
先ほど、一緒にいた男に、聞いた名前を告げる。言葉遣いも気をつけないと。確か、女性が男性を呼ぶときは《様》だよね?男同士なら《殿》か《さん》。
全員「!!!!」
全員ビックリしている。雪は、笑いをこらえ、前の男に聞いた。
雪「ここはどこですか?」
「なぜ知らない。わかってて、来ているのではないのか?」
明らか怪しんでる。
雪「いえ。私は、ここは、お寺だと思って、逃げてきたので・・・。」
「どういうことだ?」
雪「実は、仕事を探しに出ましたら人さらいにあいまして、命からがら逃げました。また、捕まりそうになって、お寺だと思い込んだここに、入ってしまったのです。」
「でも、門には、門番がいたはず。」
雪「門には、行っておりません。挟まれてしまって、塀を、よじ登って入らせていただきました。」
「じゃあ、これは、何だよ?」
と、さっき目覚めた時に胸ぐらをつかんだ男が、私の荷物を目の前に置いた。
「何やっても開かねえ。中に、何が入ってる?」
雪「・・・。」
「お前、どっかの間者じゃねぇのか?中に何が入ってる?見せろ!」