千年の時空を越えて
作戦成功
これからお世話になる女中のお節さんに連れられ、女中の部屋に入る。
隊員の方達の部屋とは離れている。どちらかというと、「離れ」というやつか。
でも、まぁ、ここに取り合えず置いてもらえた。
まぁ、わざと、間者かもと臭わせたから当然だけど・・・。
さっき、女中が辞めていったのと、先日の志乃さんの件がどうも気になっていた。
別の事件か、それとも・・・。
色々考えていると、
節「ほな、ゆっくりしといてー」
と部屋を出て行こうとする。
雪「あ!私も、働かせて下さい!」
わかったと、台所に一緒に行く。
色々、手順を教えてもらい、夕食(夕餉)を仕上げる。
少し、時間が空いたのを見計らい、リサーチする。たわいもない話しで、場を、和ませる。そして、
雪「女中さん、皆、辞めていったそうですね。大変ですね?」
節「う、うん」
と明らかに、表情が曇る。
雪「早く、新しい人来たら、良いですね~」
そう言うと、節さんがぎゅっと抱きしめてきた。
節「ここから、逃げて。」