千年の時空を越えて
作戦成功

これからお世話になる女中のお節さんに連れられ、女中の部屋に入る。


隊員の方達の部屋とは離れている。どちらかというと、「離れ」というやつか。


でも、まぁ、ここに取り合えず置いてもらえた。


まぁ、わざと、間者かもと臭わせたから当然だけど・・・。


さっき、女中が辞めていったのと、先日の志乃さんの件がどうも気になっていた。


別の事件か、それとも・・・。


色々考えていると、


節「ほな、ゆっくりしといてー」


と部屋を出て行こうとする。


雪「あ!私も、働かせて下さい!」


わかったと、台所に一緒に行く。


色々、手順を教えてもらい、夕食(夕餉)を仕上げる。


少し、時間が空いたのを見計らい、リサーチする。たわいもない話しで、場を、和ませる。そして、


雪「女中さん、皆、辞めていったそうですね。大変ですね?」


節「う、うん」


と明らかに、表情が曇る。


雪「早く、新しい人来たら、良いですね~」


そう言うと、節さんがぎゅっと抱きしめてきた。


節「ここから、逃げて。」
< 59 / 481 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop