千年の時空を越えて
衝撃過ぎる出会い~山崎Side~
長い任務が終わって、久々に、屯所へ戻る。
土方さんの部屋に行き、報告する。
土「ご苦労。」
丞「いえ。」
部屋を出ようとすると、
土「任務だ。」
と呼び止められる。浮かした腰を再度、落ち着かせる。
土「4日前に、変な女が紛れ込んだ。名前を“いわ”という。いきなり夜中に、総司の部屋に現れた。間者の可能性が高い。今、女中として、囲ってる。」
丞「その女を調べるということですね?」
土「あぁ。あと、同じくして、女中が、一人残して、全員、辞めた。」
丞「いきなりですか?」
土「あぁ。女中達は、言わなかったが、体が傷だらけだった。」
丞「隊士の可能性があると?」
土「あぁ。残った女中に、聞いても、答えねぇ。何か、握られてるかもな。」
丞「調べてみます。」
土「・・・。もし女中が危なかったら、すぐに助けろ。」
丞「わかりました。」
そう言って、部屋を出た。