千年の時空を越えて
パド「席に着いてくれ。皆、おはよう。」


全員「おはようございます。」


パド「さ、任務だ。今回のメインの任務は、陸と雪。頼んだ。」


陸・雪「はい!」


玲「ちょっと待って下さい!」


手を挙げながら、立ち上がって抗議したのは、私の同期の安田 玲(やすだ れい)だった。


玲は陸と同期で、雪と同じ年に、特殊部隊に入隊した。



年は、違うが、いわゆる同期だ。



玲は日本人でとても可愛い顔立ちだった。



手足は長く、顔も小さくスタイル抜群。モデルのような容姿だった。


玲「この前も、リクとユキでした。今回は、別の者でも良いのでは?」


パド「今回は、この二人でいく。それに、玲、お前は別件で動いてもらう。」


玲「・・・。はい。」


幾つかの任務が、隊員それぞれに割り振られ、各所でミーティングをしている。


陸「よろしくな。今回も、その・・・。これからも・・・。」


雪「うん。よろしく。」


そう言って、互いに、握手した。


次の私達の任務は、昭和初期に病気で亡くなるはずの男の子の救済だった。


この男の子が寿命を全うした際、死ぬ間際に、研究した薬が、大発見になる。
そして、各国に利益をもたらす。


一つの命を助けて世界の利益をもたらす。これが、今回二人の任務だった。


雪「じゃあ、私、武里博士に薬貰ってくるね!」


陸「おぅ!頼んだ!」


そう言って、私は、部屋を出た。
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