千年の時空を越えて
初めての気持ち
沖田さんと抱き合って眠った次の朝、ハッと目を覚ます。
雪「あ!朝ご飯の支度!」
そう言うと、隣で、寝ていた、沖田さんが目を覚ました。
雪「おはようございます。ごめんなさい。起こしてしまって。」
総「おはようございます。いいえ。」
すると、沖田さんがぎゅっと抱きしめてきた。
雪「あの・・・。私、そろそろ行かないと・・・。」
総「そうですねぇ。」
雪「離してもらってもいいですか?」
総「じゃあ、昨日、出来なかった続きしましょうか?」
と、私に覆い被さって顎に手を添えて、上に向かされる。
雪「え?いや・・・。あの・・・。」
すると
「おい。総司、入るぞ。」
と土方さんが襖を開けた。
両手を、布団に縫い止められ、寝間着の合わせが乱れて沖田さんに覆い被さられている私を見て、土方さんは固まった。