千年の時空を越えて

台所へ着くと、もうすでにお節さんが、支度を済ませてしまっていた。


雪「お節さん!おはようございます。遅れてすみませんでした!」


ガバッと頭を下げると、


節「おはよう!ええよぉって・・・。」


私を見て、青ざめている。


疑問に思ってると、私の首筋についた赤い跡を指差して、


節「ごめんね。ごめんね。おいわちゃん!うちだけ逃げて・・・。」


と、涙を零した。


雪「いや・・・。あのこれは、あいつらではなくてですね。えーと・・・。えーと、なんてゆうたらええんかな?」


総「僕が付けたって言ったらいいんですよ。」


雪「なっ」


声のする方を見ると、悪戯が成功した子供のような顔をした、沖田さんがいた。


雪「ちょっと、お節さんに変なこと言わんとって下さい!」


総「あれ?おいわさんその言葉遣いは、お国は、こっちなんですか?昨日は、そんな言葉遣いじゃなかったのに。」


雪「国は言いません!」


節「昨日?」


雪「ややこしくなるので沖田様は黙って下さい!もう!何しに来たんですか?」


総「昨日はあんなに熱い夜を過ごしたのに。冷たいなぁ~。」


雪「ち・・・。ちゃう!お節さんちゃうから!」


すると、皆が、集まり出した。






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