千年の時空を越えて
しばらく、本を堪能していたが、一向においわちゃんが出てこない。
そろそろかなと志乃さんに声をかけると、物凄く睨まれた。
え?なんで?
どこ行ったかも教えてくれん。
「もうやめてあげて!」の一点張り。何が?訳わからん。
そしたら、志乃さんが「あんた、松さん追っかけて、また付け回す気やろ!この変態!」
村の男達も出てきて、俺がおいわちゃんを追っかけ回してる変態に仕立て上げられてた!
えぇぇぇぇぇぇ!って、ちゃうから!って酷いよ!おいわちゃん!変態って!
この後、なんとか、誤解を解いて、おいわちゃんの身に危険があると言ったら白無垢を着て、丘へ行ったと教えてくれた。
俺は、すぐに屯所へ、伝書鳩を飛ばし、丘へ向かった。