3つ星物語
「とりあえず、ソフトクリームでも買ってくる」
またも唐突な彼の切り口。
「いらないよ。何で?」
「遊園地っていったら、ソフトクリームだろ」
そう云い残して彼までもいなくなってしまった。
休日の、遊園地に、ひとりぼっちだ。
私はとりあえずそこら辺のベンチに腰を下ろした。
体感ぐるぐるマシーンから聞こえてくる絶叫や、子どもたちのはしゃぐ声で空気は賑わっている。
ふと、空を見上げた。
ここの空もなかなかのものだった。
地上にいる人間が楽しみでいっぱいだからだろうか。
空は、優しく笑っているように見えた。
「おまたせ」
声がして、ふと見上げると、森村くんがバニラソフトを両手に持って戻ってきた。
「ほれ」
またも唐突な彼の切り口。
「いらないよ。何で?」
「遊園地っていったら、ソフトクリームだろ」
そう云い残して彼までもいなくなってしまった。
休日の、遊園地に、ひとりぼっちだ。
私はとりあえずそこら辺のベンチに腰を下ろした。
体感ぐるぐるマシーンから聞こえてくる絶叫や、子どもたちのはしゃぐ声で空気は賑わっている。
ふと、空を見上げた。
ここの空もなかなかのものだった。
地上にいる人間が楽しみでいっぱいだからだろうか。
空は、優しく笑っているように見えた。
「おまたせ」
声がして、ふと見上げると、森村くんがバニラソフトを両手に持って戻ってきた。
「ほれ」