続・元殺し屋と、殺し屋








「良い加減にしたら?」




私は冷静に言った。

澪鵺が驚いて私を見た。












「そこまでして、“お兄さん”に復讐したいの?」








「なっ…!?」




バルシーは笑うのを止め、驚いた表情を浮かべる。






「お兄さん?
どういうことだ紅羽」

「そのままの意味だよ、澪鵺。




バルシーは





月宮銀じゃない。







バルシーの正体は、
















月宮銀の双子の弟










月宮銀色(ぎんいろ)ダヨ」











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