続・元殺し屋と、殺し屋
「フフッ」
「…何笑っているんだ?」
「恭真面白いんだもん。
小さい子みたいで、可愛い」
「なっ…!
な、何で俺に可愛いとか言うんだよ。
知紗の方が可愛いよ」
顔を真っ赤にする恭真。
大胆告白に、チサの顔も真っ赤になるのが自分でもわかる。
「きょ、恭真…ここ公共の場だから、あんまり言わないでよ。
恥ずかしいじゃない……」
「ん?
俺はそういうの、あんまり気にしないけどね」
ニコッと爽やかに微笑む恭真。
ドリンクバーを取りに行くらしい女の子たちが恭真の顔を見て真っ赤になって、通り過ぎていく。
恭真もチラリと女の子たちを見た。
「恭真。
あんまりこういう場所で、そんなに良い顔しないで…。
他の女の子たちが惚れちゃうから…」
「大丈夫、心配しないで。
俺は知紗一筋だし、これからも知紗しか見ない自信あるから」
再び爽やかスマイルを浮かべる恭真。
本当、心臓持たないよ…。
恭真…かっこ良すぎるんだもん……。
恭真は見た目だけじゃない。
中身も凄くカッコいい。
知紗と言う彼女がいる今でも、恭真を好きでいるファンの子は多い。
それほど恭真は誰にでも好かれるのだ。