Spise・Love〜私が歩いた道〜
お母さんは躊躇った顔をしたけど、いつかは言わなくてはいけない。
そう思ったのか、美優の肩を抱いて、リビングにつれて行ってくれた。
そこから話される真実…
お母さんはゆっくりと丁寧に話し始めた。
美優がここを訪れてきてすぐ、お母さんのところに電話がきた。
その内容は、お母さんが殺害された。と言うことと、その犯人と思われる齋藤が行方不明ということだった。
警察は、美優がここに居ることを調査済みだったらしい。だから、美優に齋藤の居場所をどこか聞くために、電話してきた。
でも、お母さんはそれを断った。あの子は知らない。あの子は齋藤から逃げて来たのに、知る訳がないでしょ。って