Spise・Love〜私が歩いた道〜
言いたい事はいっちまえっていう勢いで、美優の何かが爆発した。
「あまりにもあんた達がガキ過ぎて、笑えたの。」
どこからこんな皮肉めいた声が出てくるの?って感じだった。
美優にこんな声出せたんだって、ちょっと驚いた。
多分美優は想像以上にムカついているのだろう。
そんな声にビックっとしたのかどうか、優ちゃん達は一瞬黙った。
「ふざけんなよ!」
「そういう所がガキって言ってんだよ。」
負けじと言い返す優ちゃん達に対して、美優は余裕だ。
まるで立場が逆転したみたいな雰囲気になった。
「あんた達さ、何で私を呼び出したの?」
美優はピリピリした口調で言った。理由も言わないで、呼び出して…
「な…何でって…ムカつくからって言ってんでしょ!!」
優ちゃんが今にも泣き出しそうな声で叫んだ。
周りの子達が優ちゃんを囲み、美優を睨む。