Spise・Love〜私が歩いた道〜
第2章
元カノ、尚
次の日、優ちゃん達は相変わらずの態度で美優を睨み付けた。
美優は、この優ちゃん達の態度を子供みたいって思うようになった。
でも、優ちゃんみたいに好きな人の為になると、周りが見えなくなる…
普通は思わないかもしれないけど、美優にとってはちょっといいな。なんて思ったりもした。
「高瀬さん。」
「ん?」
同じクラスの三井さんと、佐藤さんがお昼休みに話かけてきた。何か用があるのかな?
「次、体育だから一緒に着替えない?」
「え?いいの?」
ビックリした。用がない時意外は、話しかけてこないのに。
「うん♪」
2人はにっこり笑ってくれた。嬉しかった。
「高瀬さん、優ちゃん達が言う事気にしちゃダメだよ?あんなのただの焼きもちなんだから。」
「うん。高瀬さんじゃなくて美優でいいよ!」
「うん。じゃあ、私の事は三井さんじゃなくて、美鶴でいいよ。」
「私は可奈でいいよ!」
「宜しくねぇ♪」