Spise・Love〜私が歩いた道〜
遊びの約束をした当日、数少ない服をかき集めて、コーディネートする。
服、買わなくちゃ。
変なコーディネートじゃないよね?
何分も鏡の前で、自分の姿をガン見していたら、
すぐ待ち合わせ場所に行かなくちゃいけない時間になってしまった。
ヤバイ!
急いでバックを持って玄関を出る。
「行ってらっしゃい!」
おばさんが笑いながら言う。
「行ってきます!」
急いで走って学校の正門についたら、美鶴が先にいた。
ギリギリセーフ?かな。
おもいっきり走ったせいで、せっかくセットした髪もぐちゃぐちゃ。もう…最悪。
美優が着いたすぐに可奈も走って、来た。
「今日はギリギリ者が多いですね〜」
嫌味を含めた笑い声で美鶴が言う。
「「すいませんねぇ」」
美優と可奈の声がハモって、そこで笑いが起きた。
「じゃ、行こう♪」
「うん!」
3人、肩を並べてこないだ竜が連れて行ってくれた場所に向かった。