Spise・Love〜私が歩いた道〜
美優は明後日の竜の誕生日の為に、町に買い物に出かける事にした。
勿論竜には内緒で。
変質者も出るって聞いたから、美鶴と可奈を誘って行こうと思い、翌日誘ってみた。
だけど、2人を誘ったのは急だったから、案の定断られた。
しょうがないか。と思い、1人で町に出かける事にした。
変質者なんて出やしないだろう。そんな軽い気持ちで、美優は家から帰ったあと、1人で町に出掛けた。
町に来たのは3回目だけど、いつも賑やかだ。威勢のいい声が、町の通りを尚更賑やかす。
なんか心地良くて、安心する。
お目当てのメンズショップを見つけて、美優は竜に似合いそうな品物を探した。
んー。迷うな。。。
「何かお探しですか?」
店員さんだろうか、営業スマイルで美優にオススメなモノを紹介しはじめた。
「あの…男の子にプレゼントするモノ探してるんですけど…」
「彼氏さんですか!?いいすっね。このアクセサリーなんかどうですかね?」
いや…彼氏じゃありませんから。
そんなツッコミはしまい込んで、そのアクセサリーを見てみた。