シオンズアイズ
喜怒哀楽を感じる度に、瞳の色が変わっていたことを知っていたのは、自分と両親だけであった。
何度も病院で検査したものの、なんの異常も認められなかった。
それどころか、視力は常に人並み以上である。
眼に異常がないと分かると、両親は安心し、あっけらかんとシオンにこう言った。
「異常がなくて良かったじゃない。それどころかさ、瞳の色が一色じゃないなんて珍しいしぃ!」
「いやぁ全くだよ。シオンに何かあったら、パパ、泣いちゃうからね。シオンの眼の色なんてどんな色でもいいさ!見えてるんだからさー」
何度も病院で検査したものの、なんの異常も認められなかった。
それどころか、視力は常に人並み以上である。
眼に異常がないと分かると、両親は安心し、あっけらかんとシオンにこう言った。
「異常がなくて良かったじゃない。それどころかさ、瞳の色が一色じゃないなんて珍しいしぃ!」
「いやぁ全くだよ。シオンに何かあったら、パパ、泣いちゃうからね。シオンの眼の色なんてどんな色でもいいさ!見えてるんだからさー」