シオンズアイズ
「シオンが言うには、アイーダに首を咬まれたらしいの。で、ケシアに運ばれた。
そこで今度は、逃げないようにシリウスに足を刺された」
ファルは、アイーダとシリウスに強い憎しみを覚えた。
シリウスの顔を思い出し、斬り結んだ時の感覚が甦った。
「怪我の具合はどうなんだ」
「見たところ、首も足も手当てがされてたわ。ただ怪我の場所が場所だけに、歩けない」
シオン……!
香は続けた。
「悪いことに、シオンはカイルっていう、剣の達人と同室で、彼に四六時中見張られてるみたい。シリウスの側近らしいわ」
「…カイル…男と同じ部屋にいるのか!?」
ファルは舌打ちして眼を細めた。
そこで今度は、逃げないようにシリウスに足を刺された」
ファルは、アイーダとシリウスに強い憎しみを覚えた。
シリウスの顔を思い出し、斬り結んだ時の感覚が甦った。
「怪我の具合はどうなんだ」
「見たところ、首も足も手当てがされてたわ。ただ怪我の場所が場所だけに、歩けない」
シオン……!
香は続けた。
「悪いことに、シオンはカイルっていう、剣の達人と同室で、彼に四六時中見張られてるみたい。シリウスの側近らしいわ」
「…カイル…男と同じ部屋にいるのか!?」
ファルは舌打ちして眼を細めた。