シオンズアイズ
香は息を吸い込むと、両手を大きく広げて、アイーダと名乗った魔性を『千年火花』で焼いてしまおうとした。

…焼かれる!

アイーダは咄嗟に後方へ跳び退いたが、次は必ず仕留められてしまうと感じ、焦った。

どうするか?

このままでは、魂ごと焼かれてしまう。

この人間界で、ここまでの力を持つ『守護する者』には勝てない。

どうする、どうする!

ならば…!
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