M&H
三波side



学校に着いて席に着いたはいいけど


ハルさんのことが頭から離れない


今日の俺マジでなに?

思わず苦笑いをしてしまう


何より他の女の人のことを考えてるなんて
美波に申し訳無いと思う。


うーん、勉強しよう。


俺はスッキリしたいときとかあえて勉強する。

っていってもこういう時は数学限定だけどね(笑)


数学解いてるときは数学のこと以外

考えられないし。



俺の相方、数学氏を解いてると


「おーい、三波〜、森(もり)さんって人が呼んでるよ~」

クラスメイトそして幼馴染であり俺の親友でもある一貴(かずき)が俺の名前を呼んだ


その前に、え?森?俺の知り合いに御坂なんていた…?


ドアの方に目をやると…


ハル…さん?

ちなみに無表情


「ハルさんどうしたんですか?」

「いや、ちょっと…。
それより同い年なので敬語やめてください。」


ん?同い年だったの!

大人っぽいからわからなかった…

俺てっきり美波がお姉さん的存在で慕ってる先輩かと思ってた…

てかハルさんも敬語じゃね?


「…それより三波くん、数学の教科書持ってませんか?」

「え!?数学!?教科書!?」

いや、ちょっとビックリして声が裏返ってしまった…

「なんで俺なんですか?」

思ってることをそのまま口に出してしまった…

なんだこの失敗?の連鎖
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