M&H
こうなると一貴のマシンガントーク?が止まらないので
「ハルさん?数学どうぞ?」
一貴の手にある教科書を奪い取り渡した
「ありがとうございます。
内容は一応全部把握済みなんですけど
授業中無いのははダメかなって。」
…ん?
この人はまさかとんでもないことを
言ってるんじゃないか?
キョトンとする一貴と思わず目を見合わせた
「ハルちゃん、君もしかして…
うちの学校の噂の…全国模試1位の子?」
一貴が訳のわからんことを言い出した
さすがに全国模試1位ってありえなくね…(笑)
「噂とかは知らないですが、そうですけど。」
ありえたー。
…そうですけど?
今ハルさんそうですけど。って言った?
「どうしたんですか?」
不思議そうにするハルさん
「ぜ…ぜぜぜ全国模試1位って!?」
また声が裏返ってしまった
「その言葉の通りですが。」
「すげぇーな!ハルちゃん!」
一貴が興奮するように目をキラキラさせて言う
でもいや、今回に関しては一貴に同感だけど。
「別に褒められるようなことじゃないです」
いやいや、すげーよハルさん。