先輩と、わたし。
「確かに!前にも言ってたけど、みんなを幸せにしながらも、さり気なく自分は謙遜する感じとか!」
「部活の時とか姉妹みたいだよ?どうやったら、花乃ちゃんや葉菜先輩みたいな人が育つんだろう。」
「もうみんなして変なこと言わないでっ。」
わたしなんか葉菜先輩の足下にも及ばないよ。
「でも、ちょっとくらい、嬉しくないこともないけど…。」
ぼそっと言ったつもりなのに、3人とも聞こえてたみたい。
千海ちゃんが頭をくしゃくしゃってなでてくる。
「そういう調子乗るとこも、花乃だと可愛いって思えちゃうんだよな~!」