先輩と、わたし。
ちょっとだけ悠哉side
今日は部室がうるさかったから、部活が始まってからずっとこの準備室にいる。
この部屋にいるのは、今んとこ、俺と北原先輩だ。
ケータイをさわりながら、もうそろそろ全体基礎練だなって思ってたとき、ドアを開けて花乃が入ってきた。
ケータイから目を離さなくても、それだけはすぐに分かる。
あれから隠れて手を繋いだりしてるけど、まだ俺らがつき合ってることは公表してない。