先輩と、わたし。





わたしと先輩は、どうでも良い話をしながら、わたしの家に向かって歩き出した。





そして着いたわたしの家。






「ここ?」








「はいっ。」








せ、先輩がわたしの家に、わたしの部屋に入るよっ!





ドキドキしながら先輩を案内した。








そもそも、何でわたしの家なのかというと、先輩がめんどくさがりで人ごみが嫌いだから。






あ、こんな言い方したら、先輩が怒っちゃうね(笑)





つまり、今日こそ2人きりでデートの約束してたんだけど、わたしが提案した遊園地を始め、





水族館も、




動物園も、




映画館も、




お買い物も、人ごみが多いという理由で却下されちゃって、行き先がなくなったとき、先輩がわたしの家を思い出したというわけです…。








彼氏が出来たら一緒に遊園地に行くの、ちょっと憧れてたんだけど…、残念だなあ。








でも、先輩と2人きりなら何でも良いんだ。










先輩と2人きりなら…ってそう思ってたのに。










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