先輩と、わたし。
「……悠哉…?」
「ん、よし。」
嬉しそうな先輩に、わたしも笑顔になる。
先輩はわたしの部屋を見渡して言った。
「さて、何する?」
わたしの部屋は白い壁や絨毯、それから布団と、木製の家具が置かれたシンプルな部屋。
先輩が楽しめるものなんて、きっとないだろうな。
そう思ったわたしは、先輩を振り返って聞いてみた。
「わたし、先輩の知りたいこととか聞きたいこと、たくさんあるんですけどっ!」
それを聞いた先輩はふわっと笑った。
「良いよ、俺もある。」