先輩と、わたし。




バって先輩から離れて、先輩を振り返る。




「顔、赤いけど?」



先輩が真顔で言う。






「…悠哉先輩のせいですっ。」







「はあ?」







先輩は考える顔して頭をポリポリかく。







「んー、何で?」






「先輩ほんっと鈍いですっ。」






「それ、前言ったじゃん。」





そんなことは分かってるよ!



それでも言わずにはいられなかった。








「花乃って小っちゃいよな。」





先輩が話変えてくれて助かった。







「小っちゃくないですよ?先輩こそわたしよりちょっと大っきいだけじゃないですかっ。」










「俺はねー、小柄なの。」






「何それっ(笑)」




クスって笑ってたらまた先輩が変なこと言った。















< 58 / 440 >

この作品をシェア

pagetop