先輩と、わたし。






「花乃、笑うとリンゴみたい。」




ほんと、リンゴくらい顔小っさいし、リンゴみたいなおいしそうな笑顔。









なんて言えないから、





「すぐほっぺた赤くなるし、顔丸いから。」







花乃が照れて、顔を手で覆う。


手も小っさいからあんま意味ないけど。





そっから、けっこー楽しく話してたのに、
邪魔が入った。







「澤木!」











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