お前は誰にも渡さない
新学期

ーーーーーーーーーーーーーー


『志織ちゃん・・・好きだよ』
『あっくん・・・』
『ずっと一緒にいような』
『約束だよ…?』
『あぁ…』

それはとてもとても甘い夢だった


ーーーーーーーーーーーーーー


ピピピピピピピピピピピピ……




部屋に鳴り響く目覚し時計の音。
 
昨日で休みは終わり、
今日から新学期…

「ん〜・・・・・」

 

朝の日差しが気持ちいい
今何時だろう…

あと5分位寝てても大丈夫かな…。


「う〜ん・・・7時20分・・・」

 

あれ…?20分?




ぇーと…朝礼は……40分からで…


 
「・・・・・わー!!!!」

「え?え?・・・あと20分!?」




遅刻だよー!!!!

 


「薫 ちゃん!なんで起こして・・・
あれ?いない・・・」


薫のベッドの上には



゛起こしても起きなかったから先いってるね(^^)☆゛



と書かれたおき手紙が置かれていた。





「叩き起こしてっていったのにぃっ!」





ガバッと起き上がり急いで支度を始める。

ふと窓の外を見るととてもいい天気で小鳥の声がさえずっていた。






またあの夢…あっくん…

< 1 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop