お前は誰にも渡さない
神田拓磨
俺は神田拓磨。
身長172cm黒髪短髪。



今月から高校2年になる。



正直のところ、俺は志織が好きだ



が、なかなか思いを伝えられずにいる・・・



ーーーーーー



あいつとの最初の出会いは入学式の日だったかな。長身のスレンダー美人の隣に志織はいた。 



美人と小動物みたいに髪の毛ふわふわした可愛い女の子。



動物に例えるならミニチュアダックスフンドかな?




そんな二人が並んでいるだけで周りの目線は釘付けになっていた。


志織は全く気づいていない様子だったが・・・隣の美人、城之内は常に周りの連中に目線で威嚇していたのを覚えている。



志織のボディガードか・・?と思ったほどだった。





何やら志織の方はクラス発表の掲示版を見て落ち込んでいる様子だった。城之内と別のクラスになったんだろうなと察しがついた。



最初の印象は恋愛感情はなくただただ可愛いと思うばかりだった。




入学式が終わり、自分のクラスに向かった。



まさか同じクラスだとは思わなかった。苗字が゛神埼゛と゛神田゛で、まさか席も前後になるとは思わなかった。



後ろから見た志織は少し心細そうで寂しそうにしていた・・・。
その姿が一層可愛さを引き立たせていた。




日が立つにつれて、席も近いこともあり喋るようになった。

入学式にいたあのボディガードみたいな美人がクラスにいなくて良かったと心底思った。




威嚇されたら怖いじゃん?弓矢持ってるし。




志織と喋るにつれて、じゃれ合うようになるにつれ、どんどん好きになっていった・・・。


からかった時にするムッとした顔が可愛かった。
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