お前は誰にも渡さない
新たなライバル
校内放送で呼び出され私はいそいそと職員室に足を進めていた。
やっぱしお説教かなぁ?
「失礼しますっ」
ガラガラっと職員室のドアを開ける。
「お、来たな神埼〜っ」
職員室の奥に座っている澤田先生が手を挙げてこっちへ来いと手招いていた。
や・・・やっぱり説教?!
そんな思いを駆け巡らせ近寄っていく。
「さあ、座れ」
「わ、あっはい!」
澤田先生は私のクラスの担任で、体育担当の教師。
45歳だけど面倒見が良くて生徒にすごく人気がある先生なの。
ただ威厳があるので怒るとすごく怖い・・・。
私は先生の向かいの椅子に着席した。
「神埼。」
「・・・はい。」
「お前部活は入らないのか?」
「・・・・へ?」
「いや、うちのクラスで部活入ってないのはお前だけだし、入ったほうが内申点も上がるぞ?と思ってな。」
説教でわ・・・ないようです。
「あぁ・・えっと・・・そうなんですけど、」
「なんか入れない理由があるのか?」
「いえ、そういうわけでわ、ただあまり運動も得意じゃないし・・・かといって、文化系の部活に興味があるわけでもないので、いいかなぁと思って・・」
「そうかぁ・・城之内と一緒の弓道部なんてどうだ?あいつと一緒ならあんしんだろ♪」
「えぇ!そんな、わたし絶対弓道なんてできません・・・」
力ないし、何より他の方に迷惑掛けたくないっ
「あたし結構どじなので・・・人に迷惑かけちゃうので、部活は・・」
「ん〜じゃぁマネージャーなんてどうだ?」
「マネージャー・・・?」
「俺はサッカー部の顧問なんだが、マネージャーが転校するとかでやめてな?マネージャーさがしてるんだよ。」
「え、でも・・・」
「神崎はいつも教室の掃除とか率先してやるだろ?花の水換えとか、向いてると思うんだよなぁ〜」
うーん。マネージャーかぁ・・
私につとまるのかなぁ・・・
「絶対部活とか、そういう経験は大人になって役に立つから。1回やってみろ。やる前からあきらめるな。」
「はいー・・・。」
「マネージャーは人に迷惑かけることなんてほとんどないさ、人の手伝いをする仕事だからな?試合の申し込みとかややこしい事は俺がやるから難しいことなんて何もない。それに、女子がいるだけで男子は喜ぶぞ、だはは」
そんな先生の勢いに負けて私は今日からサッカー部のマネージャーになる事になりました。
不安でいっぱいだけど、先生の言うとおりこういう経験って大事だよね。
「じゃぁ今日の放課後16時にジャージに着替えてグラウンド来いな♪」
「えっ早速!?」
「あたりまえだろう。ちゃんと紹介してやるから安心しろな☆じゃぁ待ってるぞ♪」
「は、はいっ」
先生はとても嬉しそうに笑っていた。
「あ、お迎えが来たぞっ」
「おむかえ・・・?」
職員室の入り口見ると少し心配そうに薫ちゃんが覗いていた。
「ぁっ薫ちゃん。」
「もう行っていいぞ〜、あ。これ入部届けだ。名前書いて放課後もってこい。」
「はいっ何か気にかけて頂いてありがとうございましたっ失礼します。」
そう言って私は薫ちゃんの元へ戻っていった。
やっぱしお説教かなぁ?
「失礼しますっ」
ガラガラっと職員室のドアを開ける。
「お、来たな神埼〜っ」
職員室の奥に座っている澤田先生が手を挙げてこっちへ来いと手招いていた。
や・・・やっぱり説教?!
そんな思いを駆け巡らせ近寄っていく。
「さあ、座れ」
「わ、あっはい!」
澤田先生は私のクラスの担任で、体育担当の教師。
45歳だけど面倒見が良くて生徒にすごく人気がある先生なの。
ただ威厳があるので怒るとすごく怖い・・・。
私は先生の向かいの椅子に着席した。
「神埼。」
「・・・はい。」
「お前部活は入らないのか?」
「・・・・へ?」
「いや、うちのクラスで部活入ってないのはお前だけだし、入ったほうが内申点も上がるぞ?と思ってな。」
説教でわ・・・ないようです。
「あぁ・・えっと・・・そうなんですけど、」
「なんか入れない理由があるのか?」
「いえ、そういうわけでわ、ただあまり運動も得意じゃないし・・・かといって、文化系の部活に興味があるわけでもないので、いいかなぁと思って・・」
「そうかぁ・・城之内と一緒の弓道部なんてどうだ?あいつと一緒ならあんしんだろ♪」
「えぇ!そんな、わたし絶対弓道なんてできません・・・」
力ないし、何より他の方に迷惑掛けたくないっ
「あたし結構どじなので・・・人に迷惑かけちゃうので、部活は・・」
「ん〜じゃぁマネージャーなんてどうだ?」
「マネージャー・・・?」
「俺はサッカー部の顧問なんだが、マネージャーが転校するとかでやめてな?マネージャーさがしてるんだよ。」
「え、でも・・・」
「神崎はいつも教室の掃除とか率先してやるだろ?花の水換えとか、向いてると思うんだよなぁ〜」
うーん。マネージャーかぁ・・
私につとまるのかなぁ・・・
「絶対部活とか、そういう経験は大人になって役に立つから。1回やってみろ。やる前からあきらめるな。」
「はいー・・・。」
「マネージャーは人に迷惑かけることなんてほとんどないさ、人の手伝いをする仕事だからな?試合の申し込みとかややこしい事は俺がやるから難しいことなんて何もない。それに、女子がいるだけで男子は喜ぶぞ、だはは」
そんな先生の勢いに負けて私は今日からサッカー部のマネージャーになる事になりました。
不安でいっぱいだけど、先生の言うとおりこういう経験って大事だよね。
「じゃぁ今日の放課後16時にジャージに着替えてグラウンド来いな♪」
「えっ早速!?」
「あたりまえだろう。ちゃんと紹介してやるから安心しろな☆じゃぁ待ってるぞ♪」
「は、はいっ」
先生はとても嬉しそうに笑っていた。
「あ、お迎えが来たぞっ」
「おむかえ・・・?」
職員室の入り口見ると少し心配そうに薫ちゃんが覗いていた。
「ぁっ薫ちゃん。」
「もう行っていいぞ〜、あ。これ入部届けだ。名前書いて放課後もってこい。」
「はいっ何か気にかけて頂いてありがとうございましたっ失礼します。」
そう言って私は薫ちゃんの元へ戻っていった。