お前は誰にも渡さない
私は神崎志織(かんざきしおり)
身長155cm髪は栗色ロングヘアーでちょっとふわっとパーマかけてます
そして、ここ、
錦野高等学校に通っている高校生。この学校の寮に住んでいます。
昨日まで春休みで今日から高校2年生なんだけど、ご覧の通り朝が弱くて…
いつもは同じ部屋の薫ちゃんが起こしてくれるんだけど…
昨日新学期ってことに緊張してなかなか寝れなかったのです。
ダッシュで顔洗って歯磨きして髪の毛セットして着替えを済ませ、
私は勢い良く飛びどした。
寮から走ったら10分の所に学校があるのだ。
「ふぇ〜っ遅刻〜っ!!!」
そんな時携帯の着信が
ピ〜♪ピピピ〜♪
こんな時に鳴る着信音はとてものんきです。
「はい!薫ちゃん!?」
『志織?あんたまだ寝てるの??』
「もうっ薫ちゃん!叩き起こしてよぉっ」
『なんども叩き起こしたわよ・・・もうすぐ朝礼はじまるよ〜』
「わぁ〜まってぇ〜!」
『ダッシュね。体育館直行しなね〜』
「はぁい!ありがとぉ〜〜〜」
そう言って電話を切った。
あと5分!!
走っていると門が見えてきた
もちろん門の前には先生が立っている。
「こら神埼〜!はやくしろ〜!しめるぞ〜」
「ま、まってください〜!!」
私はゼェゼェいいながらもなんとか門をくぐれたのでした。
「もう2年なんだから早起きに慣れろ!って・・・おいっ・・・」
「ごめんなさぁい〜後でお説教聞きますぅ・・・」
先生の声を横目に体育館にダッシュしていった。
入り口を入るとまだ朝礼は始まっていない様子。
「はぁ・・・はぁ・・よかった・・・・間に合った・・・」
体育館に入って皆がわらわらしている中
スラッとした黒髪ロングヘアーの女性がコツコツと近づいてきた・・・