お前は誰にも渡さない
「志織??・・・・志織?」
「わ!」
「ぼーっとして・・どした?熱あんの?」
「ううん・・・・あ・・私はああいう雰囲気の人より、もっと優しい雰囲気の人がいいかな♪あはは」
「・・・・」
『え〜これで全校集会を終わります。今から自分のクラスに向かうように』
その言葉で朝礼は終了した。
私たちはまっすぐ自分のクラスに向う。新しいクラスは2年3組。
どんな生活が待ってるんだろう。
不安なような楽しみなような、そんな感情が私の中を駆け巡っていた・・・