flower・wing・light②
ここは美術部の美術室。
外を眺めると運動系の部活の人達がいる
「...あ、美登里先輩だ...」
走ってる姿はかっこよかった
「美登里先輩かっこいいなぁ...は!絵に取り掛からないと」
今書いている絵は綺麗な桜の道
「えっと...色はこれで...」
ここは一番落ち着く、誰にも話しかけられずに大好きな絵を書いている
「癒しの場だね...」
でも一つだけ不満がある
それは
『キャーー!翼ーー!』
そう、この叫び声
どこのアニメかよ
内心ツッコミを入れつつ絵を書き続ける
「...で...かえ.....楓さん!」
「は、はいぃ!!!」
絵を書くのに集中していたから外の声は聞こえなかった
「あ、ごめんなさい...大丈夫?」
顔を上げるとそこにいたのは...
「1組の...」
「立花水菜です!」
「えっと...立花さん...どうしたの?」
「あ、あの...」
彼女は顔を赤くしてわたしを見る
「翼くんと仲がいいんですよね?」
「ん?うんそうだよ?」
「あの...翼くんって好きな人とか...いたりするんですかね...?」
「さぁ...私にもわかんないんだよね...あの人が好きな人とか...」
「そう...なんですか」
「もしかして立花さん翼の事好きだったり...?」
「えぇぇ!?あ...はい...」
「そうなんだーでもあいつが好きな人っていっぱいいるよね...」
「え!?もしかして楓さんも好きなんですか!?」
「いやいやいやいや、私は十三年間恋の一つもしてないから」
「そうだったんですか...!」
「でもさぁ...恋ってどんな感じなの...?」
「えっと...胸が締め付けられたりキュンってなったりします!」
「へぇ...私にはわかんないなぁ...」
「いずれ楓さんもそういう時が来ますよ...」
そう言って水菜さんはグラウンドの方を見た
その横顔は切なそうなでも嬉しそうな顔をしていた...
「私も...そんな時がくるのかな...」
私の小さい声は誰にも聞かれることもなく
青い青い空へと消えていった
外を眺めると運動系の部活の人達がいる
「...あ、美登里先輩だ...」
走ってる姿はかっこよかった
「美登里先輩かっこいいなぁ...は!絵に取り掛からないと」
今書いている絵は綺麗な桜の道
「えっと...色はこれで...」
ここは一番落ち着く、誰にも話しかけられずに大好きな絵を書いている
「癒しの場だね...」
でも一つだけ不満がある
それは
『キャーー!翼ーー!』
そう、この叫び声
どこのアニメかよ
内心ツッコミを入れつつ絵を書き続ける
「...で...かえ.....楓さん!」
「は、はいぃ!!!」
絵を書くのに集中していたから外の声は聞こえなかった
「あ、ごめんなさい...大丈夫?」
顔を上げるとそこにいたのは...
「1組の...」
「立花水菜です!」
「えっと...立花さん...どうしたの?」
「あ、あの...」
彼女は顔を赤くしてわたしを見る
「翼くんと仲がいいんですよね?」
「ん?うんそうだよ?」
「あの...翼くんって好きな人とか...いたりするんですかね...?」
「さぁ...私にもわかんないんだよね...あの人が好きな人とか...」
「そう...なんですか」
「もしかして立花さん翼の事好きだったり...?」
「えぇぇ!?あ...はい...」
「そうなんだーでもあいつが好きな人っていっぱいいるよね...」
「え!?もしかして楓さんも好きなんですか!?」
「いやいやいやいや、私は十三年間恋の一つもしてないから」
「そうだったんですか...!」
「でもさぁ...恋ってどんな感じなの...?」
「えっと...胸が締め付けられたりキュンってなったりします!」
「へぇ...私にはわかんないなぁ...」
「いずれ楓さんもそういう時が来ますよ...」
そう言って水菜さんはグラウンドの方を見た
その横顔は切なそうなでも嬉しそうな顔をしていた...
「私も...そんな時がくるのかな...」
私の小さい声は誰にも聞かれることもなく
青い青い空へと消えていった