flower・wing・light②
.*・゚ .゚・*.輝目線.*・゚ .゚・*.

いつの間にかベンチには俺(田篠輝)と幼なじみでもあり、そして俺の好きな人の花井楓しかいない。

...話は何故か俺の好きな人の話になってしまっていた。

「意外もなにも...えぇぇ!?」

本当にこいつはわかってないんだ
と言うか

「驚きすぎ」

「そうなんだ...輝に好きな人が...どんな人なのっ?」

だからお前だっつーの
どうやってバレずに言えるのか...
しかも顔を覗きこんでくる...可愛すぎだろ

「...世話焼きで男子にも女子優しい奴」

とっさに出てきた言葉だった

「凄い子だね...輝はその子を本当に大好きなんだね...」

だからお前だっつーの!

「...おぅ何年も前からな...」

つい言ってしまった

「まじですか!?何年も!?」

またもや驚いている

「そんなに驚くところか...?」

「驚きしかないよ!
んで?その子に告白は?」

「する訳ねぇだろ!だって...」

俺は今のままが良いし...それに...

「だって...?」

「な、何にもねぇよ!」

俺はすぐにさっきの言葉の続きを隠した

「えぇぇ!?教えてー!」

「絶ッ対に教えない!」

「輝の意地悪っーーーー!」

「意地悪で結構...!」

言えるかよ
『関係が崩れてお前が居なくなるのが嫌だ』
なんて
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