溺れて、染まった1日に
優真の一言の後、一気に騒つく教室。
そりゃあテンションも上がるよね。
私も楽しみだもん。
「紗彩、来て。おすわり」
「わ、わん」
いつの間にか私の席の周りに机を並べている奏達。
私もぼーっとしてちゃだめだよね!!
「まず班長なんだけど、俺やるから。いいか?」
みんな納得した様に頷く。
優真、会長も学年生徒会もやってて、大丈夫なのかな?
結構負担になってそうだな……。
「じゃあ私副班長やるよ。優真の手助けしたい。いいかな?」
優真をじっと見ると、優真は少し目を見開いた後、優しく笑って頷いた。
「さすが幼馴染み。カレカノみたい………」
「ばっ、か言うんじゃねぇよ!!」
「そうだよ美月ちゃん!!!」