溺れて、染まった1日に



「まあ散策コースはこれでいいな。ま、後の時間は自由にしようぜ」

「そうだね」


流石としか言えないスピードで話し合いを進めるこの班。

じゃあ私は一眠りしようかな。


「こら、起きろよ。お前放課後時間ある?」

「うん、優真と一緒に帰る」

「じゃあ残って役員の仕事大体は片付けちゃおうぜ。今日泊まってく?」


うひゃあ、果てしなく役員のやる気に満ち溢れてるな。

目がきらきらしてる。


「お泊まりしなきゃ終わらなそう?」

「紙をホッチキスでとめる仕事が終わらなそう。どうする?」

「間に合わなきゃ困るよね。わかった、お泊まりする。じゃあお世話になりまーすっ」

「冷蔵庫のシュークリームは俺のだからな」

「え〜〜〜〜〜意地悪!ね、スウェット借りてもいーい?」

「好きにしろ。俺も好きにする」

「はーい」


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