流れ星にオネガイ。【短編】
公園はブランコと滑り台とシーソーと砂場……くらいしかないようなとても小さな公園だ。
私達はその隅の方にぽつんとあるベンチに腰を下ろした。
「靴擦れしたとこ見せてみ?」
蓮はそう言ってくれるけど。
「いや、だ、大丈夫よ! 靴擦れって言ってももう少し休んでたらすぐ痛み引くと思うから…!
ごめんね、ありがとう……」
靴擦れなんて本当はしてないんだから見せれる訳がない。
私は必死に弁解をした。
「そっか。つかお前今日どした?
いつもならもっと俺に反論するというか、冗談言ってくるのに。今日はやけに大人しいもんな。
どっか頭でもぶつけた??」
「ぶっ…ぶつけてないし!普通だし!」
「へ〜。怪しいな〜」