流れ星にオネガイ。【短編】
蓮が私の心を探るような目で見てくる。
もし想いを伝えるとしたら今が絶好のチャンス。
あぁ、もう言ってしまおうか。
でももし想いを伝えて断られたら……?
この関係は崩れるかもしれない。
蓮と気まずくなるかもしれない。
冗談言いあえなくなるかもしれない。
嫌だ、怖いよ………
せっかく頑張ってごはん誘って今日という日を作ったのに。
あともう少しなのに。
何で私はあと一歩が踏み出せないんだろう………
誰か、私の背中を押して。
誰か…誰か………
ちょうどその時だった。