過去に囚われて
恋の始まり
気づくのは…
あれから2年の月日が経った
小学校3年生
私と鎮は、
大親友になっていた。
「鎮!今日遊ぼう」
そう言うと嬉しそうに笑いこっちに走ってくる鎮
「光〜まってよ〜」
毎日、毎日夜遅くまで遊んで泥だらけになって怒られた
虫を捕まえて投げたり、先生に見つからないように理科室に忍び込んだり。
火遊びして先生に追いかけ回された…
ある日
「一生一緒にいよう」
私がそう言った
鎮は……
「ねえ、光は僕のこと好き?」
「ん?好きだよ?」
鎮は少し悲しそうな顔をした…
ごめんね鎮。あの時の私は「恋愛的に好き」
というのがわからなかったの
ただ好きだった
一生にいたかった
それが恋だったのだと
私が気づくのは………
遅すぎたんだ……………