過去に囚われて
優しいのは…

追いかけて

「光?やっと見つけた」












逃げた私のもとに来たのは


「…りく……」


「まったく、どうしたんだよ」


心配して駆けつけてくれたんだ





「ごめん…なんにもないから」


うつむく私に陸は

そっと隣に座ってくれた



「何もないやつがそんな顔するかよ。」

ハンカチを差し出す陸








私、






泣いてたんだ





「ありがとう」


「気にすんなよ」





頭をナデナデされる。

照れくさかったけど

心地よかった






教室に戻ろう…








陸と並んで教室に入ると

先生がいて、席についた



隣の席は女の子だった



「こんにちは!あたし舞音っていうのよろ!」

「私光よろしくね」



とっても明るくて元気な子だった

「さっき一緒に教室に入ってきた人いけめんじゃない!?」

「え?陸のこと?」



「そうそう!!!!!もうめっちゃタイプ!!!」

あまりのテンションについていけない

「そっそうなんだぁ〜」

陸ってイケメンなんだ…
まじまじと見たことないよw
確かに身長も伸びてるし大人っぽくはなったかな?


「ねっ!ねっね!光、陸をあたしに紹介して!」


「わっ!わかったよ!」

恋バナとか。女子と友達になれてるよ!嬉しい、、

陸を紹介か。
がんばろう!

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