まちこのerotica
私とハセは、二ヶ月程に前からお互いの隅々まで知る仲になっていた。
(自分でもビックリだけど)


世間では私とハセの関係を「セフレ」っていうのだろう。
同じ会社の二歳年上の先輩で、私の不倫の恋人の部下。

図々しくて、醜男で、最低だと思っていたハセと寝たのは、あの日の出来事がきっかけだった……


しつこく説教するハセから逃げ出し、資料保管室に忍び込むことに成功。
高波さんは窓際で腕を組んで、私のことを待っていてくれた。

薄暗い密室で、そこでそういうことをするのは三度目だった。高波さんの大のお気に入りの遊び。

太ももまで捲り上げた制服のスカートの足元に跪く高波さん。私は、中に何も着けていない。それは彼の指示。
高波さんはものすごく興奮して、目が血走ってる。


真千子、可愛いよ…とか言って。

シブいおじさまの高波さんだけど…上から眺める彼の頭髪は、地肌が薄く透けて見えてる……

私は見て見ぬ振りをする。
外国じゃ、そういうのセクシーだっていうし…

だから、45歳にして連続2回戦オッケーなんだと思う。


終業後の資料保管室に近づく人間なんかいやしないけど、決して大きな声を立てたりしてはいけない。


分かっているのに、高波さんの骨ばった指が私の内腿を滑っていくと、つい声が漏れてしまう。




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