まちこのerotica
ザ・アニマルライフYOU&ME
吉本真千子は、とんでもない馬鹿女(ビッチ)だ。
でも、俺、長谷部知之25歳は、なぜかあいつのことが気になって仕方ないんだ。
真千子は、目はまあまあ可愛いけど、そこから下ははっきり言って良くない。
出っ歯だし、顎ねえし。
でも、色白な肌とさらさらの黒髪、ちょっと天然な性格が俺のツボだった。
営業課の他の女達みたく、ぎゃあぎゃあうるさくないとこもいい。
万事に控えめだ。
ちょっと暗めの昭和の女っていうか。
存在は前から知っていたけど、意識するようになったのは、あるきっかけがあってだ。
俺の勤務先、ヒノデ建託株式会社関東第二営業所の奥にある鍵のかかる休憩室。
いや、ソファベッドが置いてあるから、仮眠室というのか。
当直があるわけでもないのに、本来、職場にベッドなんてありえない。
だが、半年前、本社からここに飛ばされてきた高波は所長というポストを利用してやりたい放題だ。
部下は、入社二年めの俺と定年間近のスズキの爺さんだけだから、面と向かって文句いうやつもいない。
ちなみに、二年前、この俺も本社にいた。新入社員で意欲に燃えていた頃だ。
でも、この営業所が出来た為に異動させられた。