まちこのerotica


体を重ねる度に俺の情は、真千子へと確実に移っていたんだ。

真千子の敏感な部分に触れる度に。


なのに、どうして、どうして!

お前は俺のものにならねえんだ?

俺は真千子のすべてを知ってる。他人じゃないんだ。
結婚したっていいと思ってる。


だけど……

想いを伝えたいが為にしたことで、俺は真千子を怒らせてしまった。




to machiko

【キミはそれでイイ〜
Body feel s Soul】


キミが綺麗じゃなくたって、
いいんだ。

僕は夢中。

躰がいいんだ。

それって、大事なことだろう?

例え、気まぐれだとしても、
キミと一つになると、
ぼくの躰は、宙に溶けていく。

それって、奇跡的なことなんだ。

キミは綺麗である必要なんかない…

Body feels Soul!



土曜深夜二時に、俺がメールで送った詩。


それを読んだ真千子は、

[めちゃ、ムカつくんだけど。]

と早朝、短い返信を寄越してきた。絵文字なしのメール。


真千子は高波の運転する営業車の白いバンの助手席から、メールを打ったのかもしれない。

束の間の休日を山奥のロッジで、愛人と過ごす為の道すがらに。


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