まちこのerotica
それはもう、完全に彼によって仕込まれた私の性癖だった。
そう。私はエッチなコスプレが大好き。
過激にセクシーに変身した私は無敵。どんな男もひれ伏す。
峰不二子にだって負けない、と思う。あんなに胸は大きくないけど。
「俺の思ったとおりだ。サイズぴったりだな…」
ベッドに腰掛け、満足げに頷く高波さん。
「じゃあ、着てみるね。目隠しして。後ろ向いてて」
「了解!」
高波さんは素直に両手で顔を覆う。
私はバニーガールを手に、高波さんの背後に回り込んだ。
「お尻丸見えのスケスケのランジェリーなんかもいいけど。
男っていうのは、ちゃんと隠してる方が意外にそそられたりするもんなんだよ…
そこはかとないチラリズムっていうか。
しかも、バニーガールってのは昔から男の夢の象徴みたいなもんでさ。
そう!古き良きアメリカ版プレイ・ボーイのグラビア。バニーガールはそれだよ。
まったくヒュー・ヘフナーは偉大だな…」
洋服を脱ぎ、着替える私の背中ごしにウンチクを語る高波さん。
おじさんって、ウンチクが大好きだよね。