まちこのerotica
結局、それはただの口実なのだ…
分かってる。
真千子はカラダだけ満足すればいいだけで、心の奥底まで俺に馴染むことを望んではいないーーーということを。
それがわかってきたのは、大人しげなルックスには合わず、マニアックなプレイが好きだということ(俺の馬鹿げた要望に喜々として応えてくれる)
局部の開いた、もはや本来の役割りを果たさないようなパンティを履いて交わるのが好きだったり。
なるほど。今の若い男はそんな格好で迫られたら、萎えてしまうだろう。
「ああ…そういえば、腹が減ったなあ。出掛けるのもかったるいし、ピザか寿司の宅配でも頼むか!」
「あ、私、ピザがいいな!」
真千子が目を輝かせて言う。
「じゃ、ついでにチキンとサラダも頼むか」
スマホを取り出し、最寄りのピザ屋を検索しながら思う。
ピザの紙ゴミは、鼻糞どもに見つからないように持ち帰らなければならないな…
俺の結論。
天性の奔放さを自分で気付かないまま、どこかの男に調教されてしまった真千子は、快楽を共有出来る相手として、動物的な本能で俺を選んだのだ。
……言ってること分かるか?