まちこのerotica
過去と未来とLOVE&PEACE
【真千子の回想】
*23年後ーー2039年。
私を二人の男(ハセと高波さん)が共有する関係は、山奥のロッジ事件から一年ほど続いた。
密会場所はあの海辺の営業所の奥にある秘密の部屋であることは、変わらなかった。
その部屋に相変わらず私は通い続け、高波さんが第一週目の水曜日、ハセはその翌週、というふうに交互に逢瀬を重ねた。
ハセは独身だから、連休があればハセと一緒に過ごした。
だから、どちらかっていうとハセと過ごす時間の方が、高波さんといるより、断然長かった。
私は、どんどんハセに馴染んでいき、おならもギャグになるくらい深い仲になった。
でも。
ハセだけには出来なかった。
高波さんの父親のような優しさも私には必要だった。
二ヶ月に一度くらいは、あの山奥のロッジの時のように、三人でプレイした。
人が聞いたらいやらしいとおもうかもしれないけれど。
そんなことはない。
私達の間では、それはダンスと同じようなものであり、刺激的なスパイスだった。
理解し難いかもしれない。
それは他人には分からない絆だ。
他の誰かでは駄目だった。
高波弘
長谷部知之
彼らでなくてはならなかった。
*23年後ーー2039年。
私を二人の男(ハセと高波さん)が共有する関係は、山奥のロッジ事件から一年ほど続いた。
密会場所はあの海辺の営業所の奥にある秘密の部屋であることは、変わらなかった。
その部屋に相変わらず私は通い続け、高波さんが第一週目の水曜日、ハセはその翌週、というふうに交互に逢瀬を重ねた。
ハセは独身だから、連休があればハセと一緒に過ごした。
だから、どちらかっていうとハセと過ごす時間の方が、高波さんといるより、断然長かった。
私は、どんどんハセに馴染んでいき、おならもギャグになるくらい深い仲になった。
でも。
ハセだけには出来なかった。
高波さんの父親のような優しさも私には必要だった。
二ヶ月に一度くらいは、あの山奥のロッジの時のように、三人でプレイした。
人が聞いたらいやらしいとおもうかもしれないけれど。
そんなことはない。
私達の間では、それはダンスと同じようなものであり、刺激的なスパイスだった。
理解し難いかもしれない。
それは他人には分からない絆だ。
他の誰かでは駄目だった。
高波弘
長谷部知之
彼らでなくてはならなかった。