私はあなたたちのなに?
ここはどこ…?
「…ら…ゆら…まだお前はこっちに来てはいけないよ」
パパッ!!
そっか…車にはねられたのか…
「…でも…でもっ…辛いの!!なんで、なんで、私だけ?辛い思いをさせられるの。」
「もし、お前がこっちに来てしまったら母さんは一人になる。そしてお前の友達が悲しむ」
「友だちなんていない。いらない。もうやだ。」
「だけど、お前のこと友だちと思ってる奴は悲しむだろう。お前のこと好きだって思ってる奴は悲しむだろう。お前のこと想ってくれてる奴は悲しむだろう。
お前は一人じゃない。
父さんみたいにならないでくれ、頼む。」
「…わかった…」
「お前はいい子だ。あの光に向かってひたすら走れ。振り向いてはいけないよたとえ何があろうと。お前はいい子だ。バイバイ。トンッ」