私の愛した未来
離れた時間
私の両親は写真家で2人で町の写真屋さんを経営をしている。
私が幼い時から両親は忙しく働き、
幼稚園の頃はよくお隣さんに預けられていた。
そのお隣さんとは親同士が仲が良く その家の男の子と私は同い年だった。
そう。
その男の子が 未来。
未来のお父さんは実業家でお母さんは専業主婦としていつも未来の家にいた。
お母さんが家になかなかいない私は
未来が羨ましく、いつも未来のお母さんが優しくしてくれることが嬉しかった。
ヒマな時は一緒に未来と遊んだり、未来のお母さんの作ったお菓子を一緒に食べた。
未来は歌を歌うのが上手で
いつも2人が遊ぶ内容は
「アイドルごっこ」
未来がアイドルで私がお客さん。
たまーに未来のお母さんも一緒にお客さんになってくれてたっけ…。